思わず読み続けたくなる少女漫画の設定について
私の好きな少女漫画の話はほぼ決まりきっています。
登場人物の設定が多少は異なるものの、ほぼ全てこのパターンです。展開は読めるのに、それでも読みたくなるのは私の願望を表してくれているからでしょうか。笑
もし私の書く設定を同じく好きだと言ってくれるのなら、私と漫画の好みが合う方だと思います!
ちなみに私の漫画レベルは、普通の大人と比べるとかなり読んでいる方ですが、よく漫画を読む大人と比べると、素人に毛を生やしたようなレベルです。
主人公の女の子
設定
年は16歳~18歳。純粋でまっすぐ。他人の意見に流されすぎず、自分を持っている。恋愛には鈍感で、男の子が言い寄ってきても慕われていることに全く気付かない。
ポイント
主人公は10代というところです。相手の男の子の恋心に気付けない鈍感さが可愛いと思えるのは、まだ「好き」という気持ちが分からない年頃の女の子目線だからです。
10代でなくても、相手の好意に気付けない鈍感さに納得できる理由があれば別です。
たとえば、持田あきの「初めて恋をした日に読む話」。
初めて恋をした日に読む話 1 (マーガレットコミックス) [ 持田 あき ]
主人公は31歳の塾講師の女性で、男子高校生、高校生時代の同級生とモテモテですが、東大受験に向けて今まで勉強のことしか考えてなかった(そして受験には失敗した)主人公は気づくことができません。
年上女性×年下男子の話はあらすじを読むだけで本編まで読まないことが多いのですが、この話は主人公の順子の性格が好きなこともあり、楽しく読んでいます。
20代後半以降で、ただ鈍感すぎる女性の主人公だといまいち感情移入ができません。
20代後半以降だと逆に、相手の恋心に気付きながらも
「私も好きだけど気持ちに応えることができない…。相手の気持ちに気付いていないことにしたい」
と自分の気持ちと現実の間で悩みながらも進んでいく主人公の方が応援したくなります!(相手の気持ちに応えられない理由にもよりますが)
恋愛相手
設定
年は主人公の女の子と同じ年~+2歳くらいまで。派手な見た目で、女の子からモテるものの、主人公に一途。主人公の性格に惹かれ、好きになる。
最初に告白するのは男の子から。告白しても、主人公の女の子から自分の気持ちを信じてもらえなかったりする。
ポイント
女の子が男の子に振り向いてもらおうと頑張る漫画もいいのですが、魅力的な男の子に主人公が追われている方が好きです。笑
恋愛に軸を置いた漫画か、それ以外のことに軸を置いた漫画かで変わってくるのでしょうね。
恋愛がメインテーマだと、どうしても恋愛に積極的な女の子が主人公になります。
恋愛以外のことに軸を置いた漫画の場合、本筋の話で楽しめ、かつ好意に鈍感な主人公の恋愛を見て更に目が離せなくなります。
たとえば、末次由紀の「ちはやふる」。
【在庫あり/即出荷可】【新品】ちはやふる (1-38巻 最新刊) 全巻セット
競技かるたに没頭する主人公は、恋愛には無頓着です。主人公以外のみんなは、男の子から主人公に向けられる好意に気が付いているのに、主人公は全然気付けません。
新派か太一派か分かれるところですが、私は太一派です。
ライバルの女の子
主人公と恋愛相手の男の子に比べると特にこだわりはありませんが、恋の邪魔があまりにも卑劣だったり陰湿だったりすると読むのが辛くなります。
一悶着あったあとは、主人公と仲良し。そして物語の最後には、ライバルの女の子にも好きな人ができていて...という設定だと嬉しいです。
非の打ち所がない女性の鏡のようなライバルより、強気でワガママだけどどこか憎めない、といったキャラクターの方が好きです。
最後に
鈍感な主人公の話で最近楽しく読んだのは、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった...」(コミック:ひだかなみ、原作:山口悟)です。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・(1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) [ ひだかなみ ]
乙女ゲームは主人公がモテまくりますが、主人公をいじめて返り討ちにあう悪役令嬢の方に転生してしまう話です。ライトノベルが原作ですが、漫画化されていて漫画も1巻まで発売されています。
日付が変わってしまいましたが、今日はここまでです。
ご覧くださり、ありがとうございました!
結衣子